特定損傷特約の補償内容や事例を紹介

比較的運動量の多い方や活動的な趣味を持つ方にお勧めの特約が「特定損害特約」です。不慮の事故が起きた場合、180日以内に骨折・関節脱臼などの治療に対して給付金が支払われます。ただし、先天性の疾病や持病が要因でのケガは保障されません。
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特定損傷特約

悩む女性

特定損傷特約とは、不慮の事故から180日以内に骨折・関節脱臼・腱の断裂による治療をした際に、特定損傷給付金が支給される特約です。
他の特約に比べると加入率は低いので、聞いたことない人や特約の存在を知らない人が多いかもしれません。

給付金受け取りの可否事例

まずは特定損傷特約で給付金を受け取れる事例を確認しておきましょう。
給付金が支払われるケースを代表例は以下のようなものです。
ただし、同じような状態であっても、給付金が受け取ることが出来ないケースもありますので、あわせて確認しておきましょう。

骨折

骨折をすると特定損傷給付金を受け取ることができます。
骨折とは骨が折れたりひびが入ったりして、骨の構造上連続性が失われた状態を指します。
ただし、骨粗しょう症などの病的骨折は骨折からは除かれますので給付金を受け取ることはできません。

関節脱臼

間接脱臼になると特定損傷給付金を受け取ることができます。
間接脱臼とは骨と骨をつなぐ関節が外れ、異常な位置で留まっている状態を指します。
ただし、先天性脱臼、病的脱臼および反復性脱臼は給付金の対象ではありません。

腱の断裂

腱の断裂も特定損傷給付金の支給対象となります。
腱の断裂とは腱の連続性が完全または不完全に途絶えた状態をいいます。
ただし、疾病を原因とする腱の断裂は給付金の対象とはなりません。

【受け取り可否の例】

受け取れるケース 受け取れないケース
骨折 転倒して骨折した 骨粗しょう症が原因で骨折した
関節脱臼 趣味のスポーツが起因した
交通事故で脱臼した
過去に脱臼した箇所が再発した
元々関節に病気があった
腱の断裂 作業中に負荷がかかった 疾病が起因した

特約を付加すべき人

応援している女性

特定損傷特約は活動的な趣味を持つ人が入っておくと万が一の怪我の備えになるためお奨めです。
趣味のスポーツをしている間に怪我をしたり、自転車に乗っていて転倒したり、運動量が多い人は不慮の事故に合うリスクが高まります。
好きな事を存分に楽しむためにも、特定損傷特約のような保障で備えをしておけば気持ち的に安心ですね。

もちろん、これらの人以外でも、日常生活には何らかの事故に合うリスクがつきものです。
例えば自動車や自転車と衝突、公園で遊んでいる時にボールをあてられる、ランニング中の人とぶつかる、などです。

特定損傷特約は他の特約に比べると費用は安価なことが多いので、先に述べたようなリスクに備えたい人は特約を付加することを検討してみても良いでしょう。

特約を付加する際の注意点

骨折をして入院をした場合、特定損傷特約として一時金が給付された上に、けがによる入院給付金が出る形になります。支払われる金額は怪我の程度によって5万円、10万円など異なります。
また、支払い回数も5回まで、10回までなど保険会社や商品によって異なるようです。

特約を付加する前に、検討している会社の商品について、支払回数制限の有無や支払われる金額などを確認するようにしましょう。

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