代理店毎に取扱商品が異なる理由

取り扱い商品の選定基準を資本関係や手数料といった点から背景をご紹介します。保険ショップのスタッフが勧めたからと言って、良い商品とは限りませんのである程度知識を身に付けてからご自身で比較・検討することをお勧めします。
※当サイトで紹介する一部サービスには広告が含まれます。

取り扱い商品どう決める?

おすすめ商品を案内する保険ショップ店員

保険代理店により取り扱う保険商品は異なりますが、どのように取り扱う保険商品を決めているのでしょうか。
保険の代理店がどのような保険商品を取扱うかを決める基準をご紹介します。

保険ショップ(乗り合い代理店)が増えている

保険の代理店として存在感を増しているのが保険ショップ(乗り合い代理店)です。
駅やショッピングモールに併設されていて、移動やショッピングのちょっとした空き時間に保険の相談をすることができます。

今契約している保険の内容の相談や新規契約を行うことができる代理店でもあります。
保険ショップはTVCM等でも露出が増えており、近年急激に存在感を増していますよね。

通常保険会社の営業員は自社商品しか紹介することがありませんので、他社商品を比較することはできません。
保険ショップの最大の利点は様々な保険会社の商品を比較検討できるという点です。

保険ショップにとって「良い商品」とは

取扱商品数をウリにする保険ショップですが、全ての保険商品を導入しているわけではありません。
当然保険ショップもボランティアでやっているわけではありませんので、保険ショップがどのような基準で商品を選定しているのかを知っておきましょう。

人気のある商品

保険ショップも契約をとることで、営利企業として成り立っていますので、顧客が契約してくれるかどうは重要な観点です。
人気のある商品や顧客にメリットの大きい商品は保険ショップも販売しやすいもの。
今の流行に合った人気商品は保険ショップとしても欠かせない存在です。

資本関係が厚い保険会社の商品

保険ショップの存在感が増していることで、各保険会社は保険ショップへの出資を行っています。
このような背景からも当然資本関係が厚い保険会社の商品を優先して売ることになるでしょう。
新商品が出た場合や売り出し中の商品がある場合は保険ショップも資本関係が厚い保険会社の指示を受けて、その商品を積極的に販売することになります。

手数料ランクが高い商品

同じ契約金額でも販売手数料が高い商品と低い商品があります。
現在の日本は超低金利ですので、円建ての保険では利ざやを取ることができず、保険会社もほとんど儲けはありません。
外貨建てや株、債券等で運用する機能が付いた保険の方が手数料のランクが高く設定されています。
そのため、保険ショップの販売員は外貨建てや運用機能が付いた保険商品を勧誘したがる傾向があります。

ただ、保険会社の手数料ランクが高いからと言って必ずしも外貨建てや運用機能が付いた保険商品が悪いというわけではありません。
運用次第とはなりますが、際に円建てよりも利回りが高く良い商品も多数存在します。
手数料面や運用面で優れた保険商品もありますので、保険ショップの販売員から勧誘されたものをそのまま契約するのではなく、様々な保険を比較して検討してみると良いでしょう。

保険を契約する際の注意点は

保険契約の資料を調べる

代理店や保険ショップで保険を契約する際にはどのような点に注意しなければならないのでしょうか。
保険ショップで話を聞きに行く前に注意点を確認しておきましょう。

必ずしも最適な商品を扱っているとは限らない

代理店や保険ショップは必ずしも、あなたが求めている保険商品を取扱っているとは限りません。
基本的には資本関係が厚い保険会社の商品を多く扱うことになりますので、その保険会社に無いタイプの商品は品ぞろえが悪くなります。
相談に行こうと思う保険ショップがどのような保険商品に強みを持っている会社と資本関係を結んでいる保険ショップなのかは事前に調べておくと良いでしょう。

個人情報は安易に出さない

保険ショップで相談をすると、保険料のシミュレーションに必要と言って、契約者や家族の名前や住所、生年月日等を聞き出そうとします。
確かに保険料のシミュレーションには生年月日が必要ですが、名前や住所を聞き出す必要はありません。
家族の名前は妻や長男・長女という表記で十分です。
個人情報を出して連絡先を提示してしまうと後々しつこく勧誘されることもありますので、安易には出さないようにしましょう。
くわしい個人情報を出すのは契約をする際で十分です。

手数料ランクが高い商品を勧めてくるケースも

基本的に代理店や保険ショップの販売員は顧客の利益を優先して最適な保険商品を勧誘します。
優秀な販売員であればあるほどそういう傾向があります。
何故なら、そうしなければ継続的な取引に繋がらないからです。

しかし、短期的な利益優先で販売活動をする販売員も少数ですが存在します。
このような悪徳販売員に騙されないためにもある程度商品知識は持って手数料の比較や保障内用、保険料について質問できるようにしてから相談に行った方が良いでしょう。

保険代理店や保険ショップは保険のプロとして知識も豊富で頼れる存在ですが、何も知らずに契約をしてしまうと「こんなはずではなかった」ということにもなり得ます。

保険はマイホームの次に高いお買い物と言われています。
契約した後で後悔しないようにある程度の商品の概要や保障内容については比較できるようにしておきましょう。