販売員も成果主義の外資系保険会社

外資系保険会社は日本の保険会社と保険料・補償内容に違いがあります。メリットも多く存在しますが、注意点もありますので押さえておきましょう。また、営業マンは成果型報酬で雇われているため、押しが強くなる傾向にあります。
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外資系の保険会社という選択

外資系保険会社の営業女性

近年は日本で営業活動を行う外資系の日本企業も増えています。
外資系の保険会社には日本の保険会社と比べてどのようや特徴があるのでしょうか。外資系保険会社に加入するメリットや注意点をご紹介します。

外資系保険会社で契約するとどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に確認していきましょう。

保険料が割安

外資系保険会社の商品は日本の保険会社の商品に比べてシンプルな商品設計にしていることが多く、比較的保険料が割安に設定されています。
日本の保険会社の商品は特約がたくさんついている商品が主流です。
それに比べて外資系保険会社の特約は最低限にしている商品が多く、無駄なコストを抑えられるため保険料が割安に設定できるのです。

貯蓄性が高い

外資系保険会社の商品は貯蓄性を高めている商品が多いので教育資金や老後資金の貯蓄を目的として契約する場合には外資系保険会社の商品はお奨めです。
外資系保険会社は外国債券を多く組み入れていることも多いため、比較的利回りが高い商品が多いことが特徴です。
現在の日本は超低金利ですので、日本国債で運用してもお金はほとんど増えることはありません。
貯蓄目的で生命保険の契約を検討している方は外資系保険会社の商品を中心に検討してみるのも良いでしょう。

オーダーメイドの商品設計

外資系保険会社の商品は保障内容や特約を自分で決められるオーダーメイド設計になっているものが多いのも特徴です。
一律で、様々な特約をつけると自分に不必要な保障も付けてしまい勝ちです。
自分の家族構成や年齢、ライフプランにあわせて自分でしっかり選んで保障内容や特約を選択することで、保険料を節約することに繋がります。

外資系保険会社と契約する際の注意点

メリットも多い外資系保険会社の商品ですが、加入する場合はどのような点に注意しておけば良いのでしょうか。

外資系保険会社の電話オペレーター

日本からの撤退リスク

外資系保険会社は日本から撤退してしまう可能性がゼロでありません。
万が一撤退した場合も通常は他の保険会社が契約を引き受けますので、契約が無駄になるわけではありません。
しかし、保険会社が撤退してしまうことで、手続き面などで契約者に様々な負担がかかってしまうこともありますので注意が必要です。

保険の知識が必要

外資系保険会社の商品はオーダーメイド型である点は既にご説明の通りです。
自由に保障内容を組み合わせることができるため、メリットではありますが、ある程度保険の知識が無いと最適な保障を選択することができません。
生命保険は商品設計が複雑で勉強してもすぐに理解するのは難しいでしょう。
また保険商品にどのような保障があるかを知っておかないと保険販売員にニーズを伝えることすらできません。

契約後のフォローが少ない

外資系の保険会社は日本の保険と比べると契約後のフォローが少ないものです。
日本の保険は保険金の支払いの手続きや満期の手続きなどもとても丁寧に対応することが一般的です。

しかし、外資系保険会社は日本の保険会社のようにきめ細やかなフォローは実施していません。
基本的にご自身で手続きをする必要がありますので「金融機関の手続きは苦手」と言う方には大きなデメリットですね。

成果主義の外資系保険会社

顧客に電話をかける外資系保険会社の女性スタッフ

外資系保険会社の保険販売員は国内の保険会社の販売員よりも血眼になって契約者を探している印象はありませんか?
その理由は外資系保険会社の給与形態にあります。

成果主義の給与体系

外資系の保険会社の営業は成果主義で給与が決まっています。
日本の金融機関も徐々に成果主義を導入していますが、年功序列の部分や役職によって給与の大部分が決まって行くことがほとんどです。
これに対し、外資系保険会社の営業員は成果主義が徹底されており、トップクラスの成果をあげると年収1億円を超える人もいます。

しかし、成果を出し続けなければ高い年収を得続けることはできません。
どれだけ成果をだしても次の年に全く成績を上げることができなければ収入はガクッと落ちてしまいます。
成果を出すということは難しいことですが、長年継続することはさらに難しいことです。
そのため、外資系保険会社の営業員は自分や家族の生活を守るために契約者を血眼になって探しているのです。

外資系保険会社の営業は個人事業主?

給与体系以外にも外資系保険会社の保険販売員が日本の金融機関の職員と大きく違う点があります。
それは「経費」に対する考え方です。

外資系保険会社の営業員は個人事業主となっており、営業に使う交通費だけでなく、顧客との食事代や通信費、契約する際の喫茶店代などは経費として自分の資金を使うことになります。
そのため、いくらたくさん契約をとってもそのための経費がかかってしまってはあまり意味がありません。
個人事業主として経営的センスも問われるのが外資系保険会社の営業員です。